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2007.10.25更新
“健康姿勢人” 
“e-Shisei Now” 
姿  勢  人
発刊にあたって
発刊にあたって

「自由」と「人権」の世紀から、「共生」と「生命権」の世紀へ

2002.01.01

 あらゆる生命体は、身体として存在する。
身体は存在の仕方としてなんらかの「姿勢」をもつ。
「姿勢人」とは、生きる人間の存在の仕方である。
人間は、他の生命体に比して特異な姿勢をもつ。
この人間独自の姿勢こそが、人間の本質である。
はるかな昔、人間が人類として棲息していたころ人類自身の生命の継続と再生のため、直立し二脚で歩行する人類独特の姿勢をとった。
この姿勢が、人類に「文化」をもたらし、人類を「人間」と生さしめた。
 ゆえに「姿勢」は「文化の母」であり、人間の原点である。
 
 人間は、人間独自の「姿勢」で、生活の仕方の発見と習得の「行為」を繰り返し、その過程において、後脚で立つことによって移動の重荷から開放された前脚を「手」として訓練し、同時に「大脳」を発達させる。
他の生命体とは大変に異なった「生活様式」と「身体形状」をもつにいたった人間は、「人間になっても、無数の他の生命体の海の中にあり、その生命循環の中で生かされている。」という重大な事実を忘れてしまう。
「世界は人間の為に存在する」と思い込み、「他の生命体や自然環境は、人間が生きていくためには、どの様に利用し開発・改造してもかまわない」と考えるようになる。このあたりから、人間の生きる「姿勢」が歪んで来たと言える。
その後の人類史は、人間同志の争いと自然破壊の歴史となる。
 20世紀の後半になって人間は、それまで築いてきた「文明社会」とそれが存在する地球環境の危機的状況が、自分の生存の危機であることにやっと気づく。
 言うまでもなく「人間は、いかなる『文化』を築こうがテクノロジーの発明と進歩によって『文明』として普遍化しようが、他者(物)の生命体と自然環境に依存する以外に、生き延びることはできない生き物である。」
この事実は、人類の発生期から現代、そして未来も全く変わらない。
人類全員が、このことを、もう一度謙虚に思い起こすことが、今なによりも重要なことであろう。

2002年2月27日『終末時計』が2分間進められて、人類絶滅までの残り時間が『7分』となった。
 世界は、それでも「自由」と「人権」をめぐって争っている。
 政治は、その成立の必然とはいえ、相変わらず経済成長第一主義である。
 自由も人権も経済も、他の生命体や自然環境からみれば、人間の独善であることは否めない。
思えば、自由と人権と経済的覇権をめぐって、この200年大量虐殺と大規模破壊の連続であった。
くりかえすが、「人間は他の人命と他の生命体へ依存し、地域環境の中で住む」以外には、生存できないのである。
  今こそ、人間は自らの「姿勢」をかえりみ、その姿勢によって獲得してきた文化と文明を「生命の尊厳」に向けて再創造する時だと思う。
 「人権」から「生命権」へ、「自由」から「共生」へと……




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