「良い姿勢」は、身体と社会にとって良いことであると誰もが知っている。
しかし、どのように「立つ」と「良い姿勢」か、本当に知っているだろうか。
太古の昔「直立」することは、人類の生存にとって必須であった。前脚を「手」に変え大脳を発達させ「文化」をもち「身体」を今日の体型と成して「人間」となり、生存を保証された。そして今、人間は生存の危機に在る。
文化は初期、自然と生態系の中で共生しつつ、人類が生存する為の生活方法であった。時を経て、富を所有し、分業を生む、万物の霊長となり、独善に陷り、必要限度を遥かに超えて、自然を破壊する。今、文明社会のシステムとテクノロジーの中で衣服に身体を隠している人間。骨に寄り掛かり、腹腔に過剰な体脂肪を溜め、動脈を硬化させ体循環不良な人間。
「身体」は緩んでいないか。
「姿勢」は崩れてないか。
緩んだ身体は自己満足と怠惰を欲し、身体に復讐される。崩れた姿勢は、生命の尊厳を損ない、自然を破壊して、自らの首を絞める。今、独善の価値観「人権」を「生命権」に、「自由」を「共生」に転換することで、全生命体の「命輝く」変革の世紀へ向かって、人間自らの身体姿勢を再確立することから始めたい。